Claude Code vs ChatGPT vs Codex — FX自動売買EA開発に最適なAIはどれ?
EA開発に使えるAIツール、どれを選ぶ?
2025年、FXの自動売買EA(Expert Advisor)を作るためのAIツールが急速に充実しています。特に注目すべきは以下の3つです:
- ChatGPT(GPT-4 / GPT-4o) — OpenAI社の対話型AI
- Claude Code — Anthropic社のCLIコーディングツール
- OpenAI Codex — OpenAI社のコード生成特化AI
この記事では、実際にEA開発で使ってみた結果をもとに、それぞれの特徴と使い分けを解説します。
3つのAIツール比較表
| 項目 | ChatGPT (GPT-4) | Claude Code | OpenAI Codex |
|---|---|---|---|
| 入力方式 | ブラウザチャット | ターミナルCLI | ターミナルCLI / API |
| MQL4対応 | ○ 良好 | ◎ 非常に良好 | ○ 良好 |
| 長いコード | △ 途中で切れることがある | ◎ 長文出力に強い | ○ タスク分割で対応 |
| ファイル操作 | × 手動コピペ | ◎ 直接.mq4生成 | ◎ 直接ファイル生成 |
| デバッグ | ○ エラーを貼れば修正 | ◎ ファイル読み取り+修正 | ◎ 自動修正ループ |
| 料金 | 月$20〜 | 従量課金 | 従量課金 |
| 日本語対応 | ◎ | ◎ | ○ |
| おすすめ用途 | 初心者・単発EA | 本格開発・複数ファイル | 自動化パイプライン |
ChatGPT(GPT-4)でEA開発
メリット
- 最も手軽。ブラウザで会話するだけ
- ユーザー数が圧倒的に多く、EA開発のプロンプト事例が豊富
- 無料プラン(GPT-4o mini)でも基本的なEAは作れる
デメリット
- 長いMQL4コードが途中で途切れることがある
- 生成されたコードを手動でコピペ → ファイル保存する必要がある
- 既存コードの修正時にファイル全体を貼り直す手間
向いている人
初めてEAを作る人、単発の簡単なEAを素早く作りたい人
Claude CodeでEA開発
メリット
- ターミナルから直接.mq4ファイルを生成できる
- 長いコード出力が得意(MQL4のEAは数百行になることが多い)
- 既存ファイルを読み込んで修正・改善ができる
- プロジェクト全体を理解した上でコード生成するため、整合性が高い
デメリット
- ターミナル操作に慣れが必要(ただしコマンドは簡単)
- 従量課金のため、長時間のデバッグセッションはコストに注意
使い方の例
# Claude Codeでプロジェクトフォルダに移動して起動
cd ~/MQL4/Experts/
claude
# プロンプト例
> RSI(14)の30/70クロスオーバーでエントリーするEAを作成して。
> 損切り50pips、利確100pips、ロット0.01をパラメータ化して。
> ファイル名はRSI_CrossOver_EA.mq4で保存して。
Claude Codeなら、このワンプロンプトで .mq4 ファイルが直接生成されます。
向いている人
本格的にEA開発をしたい人、複数のEAを管理したい人、コードの修正・改善を繰り返す人
OpenAI Codex でEA開発
メリット
- 非同期でタスクを実行。投げておいて結果を待つスタイル
- サンドボックス環境でコードの実行・検証まで自動で行う
- 複数ファイルにまたがる大規模プロジェクトに対応
- GitHub連携でPR作成まで自動化可能
デメリット
- ChatGPT Proプラン(月$200)が必要
- EA開発よりもWebアプリ開発向きの設計
- MQL4に特化した最適化はされていない
向いている人
複数のEAを体系的に開発・管理したい人、GitHub連携で自動化したい人
実際のMQL4コード生成精度を比較
同じプロンプト(RSIクロスオーバーEA)を3つのAIに投げた結果:
| 評価項目 | ChatGPT | Claude Code | Codex |
|---|---|---|---|
| コンパイルエラー | なし | なし | なし |
| パラメーター化 | ○ | ◎(コメント充実) | ○ |
| エラーハンドリング | △ 最低限 | ○ OrderSendの戻り値チェックあり | ○ |
| コードの可読性 | ○ | ◎ | ○ |
| マジックナンバー管理 | ○ | ◎ | ○ |
いずれもコンパイルは通りますが、Claude Codeが最もコメントが丁寧で可読性が高いコードを生成しました。
おすすめの使い分け
初心者 → ChatGPT から始める
まずはブラウザでChatGPTに話しかけるところから。EA開発の基本的な流れを掴みましょう。
中級者 → Claude Code に移行
EA開発に慣れてきたら、Claude Codeでファイル管理まで一気通貫の開発体験を。修正のイテレーションが格段に速くなります。
上級者 → Codex で自動化
複数EAのポートフォリオ管理や、バックテスト結果を元にした自動改善パイプラインを構築するなら、Codexの非同期実行が活きます。
2025年以降のトレンド
AIコーディングツールの進化は止まりません。特に注目すべきトレンド:
- Claude Codeのエージェント機能: ファイル横断の修正、テスト実行、デバッグの自動ループ
- Codexのサンドボックス実行: コード生成 → 実行 → エラー修正を自動で繰り返す
- GPT-4oのマルチモーダル: TradingViewのチャートスクショを直接読み込んでEA化する可能性
「AIでEAを作る」は、もはや珍しいことではなくFXトレーダーの標準スキルになりつつあります。
まとめ
| ステージ | おすすめAI | 理由 |
|---|---|---|
| 初めてのEA | ChatGPT | 手軽、情報が多い |
| 本格EA開発 | Claude Code | ファイル直接生成、長文に強い |
| 大規模・自動化 | Codex | 非同期実行、GitHub連携 |
どのAIを使っても、大事なのは売買ルールを明確に言語化すること。AIはあくまでツールであり、トレード戦略を考えるのはあなた自身です。
FX取引にはリスクが伴います。EA(自動売買)の運用は十分な検証の上、自己責任で行ってください。
関連記事
AIに1回頼むだけでFXの自動売買EAが作れる — コピペで動く完全コード付き
プログラミング知識ゼロでもOK。AIにプロンプトを1回貼るだけで、移動平均線+RSIの自動売買EAが完成します。.mq4ファイルのダウンロード付き。
AIでFX自動売買EAを作る入門ガイド — ChatGPT・Claude Code・Codexで始める
ChatGPT・Claude Code・Codexを使えばプログラミング未経験でもFX自動売買EA(MQL4)が作れます。基本の流れを解説。
